死が悲しいのは「愛」があるから・・・。
弊社の社員の一人が先日、サークル仲間とお酒を飲みに行きました。
その飲み会は20代から30代位の女性が多かったそうです。
そこで、「どうして【死】は悲しいのですか?」と20代半ばの一人の女性から予想外の質問が突然あり、
このように答えたと申しておりました。
当社社員 「あなたは友達のお父さんやお母さんが死んだら悲しいですか?」
女 性 「いいえ」
当社社員 「では、友達が死んだら悲しいですか?」
女 性 「ええ、それは悲しいです」
当社社員 「自分のお父さんやお母さんが死んだら悲しいですよね」
女 性 「もちろん悲しいです」
当社社員 「死が悲しくない時と、死が悲しい時の違いがわかりますか?
死が悲しい時は・・・そこに【愛】があるからです。
私たちの葬儀の仕事は、いつも他人の死。
でも、一人一人に【愛】をもって接したいと考えているのです」
その後に、「星の王子様」の話を続けたそうです。
水を打ったような静けさの中で数人の女性は彼の言う【愛】の意味を理解し泣いてしまったそうです。
以上がその内容であります。
私もこの話を聞いて感動し、ちょっぴり泣きそうになりました。
若い方の素朴な疑問。「死がどうして悲しいのか」、その方は、愛する人との死別を体験したことがないのでしょう。
ならば確かに疑問に思うのかもしれません。義理で葬儀に参列しても「早く終わらないかなぁ」と
感じるだけなのかもしれません。
私もそうです、結婚披露宴に義理で出席したときなど、
「挨拶が長いな、早く料理を食べさせてほしいのに」と思っている自分に気づき、はっとする時があります。
大いに考えさせられますが、素朴な疑問に対して 明確な答えがこの文章の中にあるような気がするのです。
「星の王子様」 童話ですが、是非一度は読んで頂きたいと思います。
又、この話は弊社が所属している日本トータライフ協会のコラムにも紹介されました
日本トータライフ協会とはお葬儀の原点とこれからの葬送を研究し研鑽している団体です
Yhoo 若しくは Google の検索モードで 「コラム 有為転変」で検索しますと出て参ります。
他にも毎日コラムがアップしております。私の文章も有りますので是非ご覧下さい
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