「にがかった?」
お葬式のマイクを握っておりますと様々なハプニングに出逢います。
私は基本的にお式の前にご喪家の宗旨に合わせ焼香の作法をご説明することにしてお
ります。
何度もお聞きになってタコが出来ている方もいらっしゃると思いますが…
私の説明が不十分だったのでしょう。あるお葬式(葬儀告別式)での出来事です
親族の焼香が終え、顧問等の代表者焼香も済み、一般焼香に入ってしばらくした時点
で
私は見てしまいました。(@_@)
その若者は合掌したのち、お香をつまみ、なんと口の中に入れてしまったのです
クリスチャンの葬儀で神父様からパンを戴き会葬者が口に戴くのは、当たり前ですが
仏教でお香を口に入れたのは始めてみました。
さぞ、苦かったでしょうに (>_<)
後日談でその理由を聞いて2度ビックリ!! 「一列に並び後ろから見ていると、
前の方の会葬者は皆、合掌してから口の中に入れているように見えたそうです。
僕も同じように合掌してから口に入れたけど苦かったので一回でかんべんしてもらっ
た」
と言っていたそうです。私の説明不足でなくて一安心 (^_-)
「焼 香 作 法」
皆様ご承知のように宗旨・宗派によって様々な焼香作法があります
禅宗の中でこの地域には曹洞宗と臨済宗が有りますが、本日は曹洞宗の代表的な焼香
作法
につきまして説明させていただきます。
曹洞宗は永平寺(福井県)と総持寺(横浜市)の二つの本山、いわゆる両大本山を持
つ
ご宗旨で、ご開祖は道元禅師様(1200年〜1253年)です。
「ご焼香」は、二度の焼香が正式と言われております。
初香(しょこう)を念じ、従香(じゅうこう)を念ぜず。とも言い、
最初のお香を、初香若しくは主香と言いますが、親指、人差し指、中指の3本でお香
を
つまみ、目線のあたりまで上げて(お香を戴くとも言う)から香炉の火種(香炭)に
落とします。
二度目のお香は従香と言いまして、やはり3本の指でつまむのは同じですが、
そのまま火種に落とします。或いは一念香と言いまして、焼香の回数にこだわること
なく、
合掌ののちお香をつまみ目線の高さまで戴いてから火種に落とし合掌いたします。
お分かり戴けましたでしょうか? (^_^;)
文章表現が稚拙な事とパソコン初心者のため、絵や写真を駆使して表現できませんの
で
詳しくは菩提寺(ぼだいじ)のお寺様にお聞きいただければ幸いです。 m(_
_)m
ご意見、ご質問等は メールアドレス fujii@memorial-gr.com
へお願いします。
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