「香典返し」という言葉を聞くと皆さんは、あ〜あのハンカチとか、海苔や
スティックシュガーを思い浮かべることでしょう。
正式には違うのです。
忌明けの(四十九日)法要を終えてから、香典をいただいた方や、葬儀でお世話になった方等に、挨拶状を添えて香典返しの品を送るのが、日本の代表的な風習になっており、
本来は、出向いてお礼を述べるか、自筆の挨拶状に感謝の気持ちを託すことが基本でした。
現代では、一軒一軒出向くことも不可能に近くなっており、薄墨(印刷が薄いわけでは
ないのです)の毛筆で書いた挨拶状を添えて3,000〜5,000円、いわゆる半返しの
品物を送ることが多くなりました。
半返しとは〜戴いたお香典の約半額程度の品物をお返しすることを言います。
「会葬お礼」とはお葬式に(告別式)にわざわざお参りしていただいた方へのお礼であり
お通夜にお参りいただいた方へは、「通夜返し」という名前でお返ししている地方もあり
(東京ですから地方ではないですね)、本来お通夜に弔問するというのは、親しい方でありますので、通夜振る舞いのお支度をしているのですが、最近の通夜振る舞いはごく親しい人にだけ案内し、一般の方には、300mLの日本酒を入れ、海苔やハンカチと合わせて
600〜1,000円程度の粗供養と呼ばれる通夜返しをしているようです。
わが北海道ではどのようにしてお返しをしているかというと、通夜返しと会葬お礼加えて
香典返しが合体した、300〜1,000円位のハンカチ、海苔等をお返ししています
従いまして、どんな偉い方からお香典を戴いてもハンカチとハガキでOKです
これも北海道で良かった。(^_^;)
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